ワークス徳島人工知能NLP研究所は、自然言語処理研究に特化した
ワークスアプリケーションズのAI研究機関です。

本研究所について

大手企業向け基幹業務システム業界シェアNo.1のワークスアプリケーションズが徳島県に開設した、自然言語処理研究に特化したAI研究機関です。


ワークスが開発する、クラウド型ERPパッケージソフト「HUE」は、企業内に蓄積されるオペレーションログデータを機械学習のトレーニングデータとして活用しています。

本研究所では、ユーザーの発話やテキストデータの解析・理解に基づく、よりユーザーニーズに則したAI機能を製品化するため、自然言語処理の業務活用に特化した研究を進めています。

自然言語処理(NLP)について

NLPとは

自然言語処理(NLP)とは、日本語や英語などをはじめとした人間が使っている言語をコンピュータに処理させるための技術やソフトウェアなどの総称で、人工知能と言語学の一分野です。キーボード入力時のかな漢字変換にはじまり、あいまい検索機能や音声認識機能など、あらゆるシーンで使用されています。

新たな形態素解析器の開発めざす

特に日本語表記においては、英語等の言語とは異なり、文章中の語句が空白で区切られていないため、単語の区切りを特定するために、より高度な処理である形態素解析※を行う必要があります。本研究所では、形態素解析の精度向上のため、新たな形態素解析器の開発に取り組んでいます。あいまい検索機能や表記の揺れに対応することで、より高精度な文章解析の実現を目指します。

※「辞書」と呼ばれる単語の情報にもとづき、文章を形態素(言語で意味を持つ最小単位)に分割し、それぞれの品詞などを判別する技術のこと。

プロジェクト

本研究所では、NLP技術の業務活用に向け、主に以下の研究開発を行なっています。

とりくみ

自然言語処理研究の権威を特別技術顧問として招聘
特別技術顧問 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授 松本 裕治氏

日本の自然言語処理研究の第一人者である、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)教授 松本裕治氏を技術顧問として招聘いたします。松本氏は日本の自然言語処理研究を牽引する第一人者で、自然言語処理分野最高権威の国際学会であるACL が2011年に創設したFellow制度の最初の1人に選ばれるなど、海外からも高い評価を得ています。本研究所開設にあたっては、ワークスの自然言語処理および製品への取り組みや解析エンジン・リソースの開発、それらのOSS化などの研究内容に強く賛同いただいています。

産官・産学連携


自然言語処理の業務活用において、徳島大学や奈良先端科学技術大学院大学をはじめ、産官・産学で共同研究を進めています。スケジュール調整をはじめとした、業務効率向上のための対話システムの研究を共同で進めるほか、徳島大学とワークス間の人材交流なども視野に入れた連携を行います。また、本研究所の開設には徳島県からの立地/ITインフラ整備の支援を受け、研究開発に適した最先端のオフィス環境を整えています。

グローバルR&Dとの連携

「HUE」は現在、上海・シンガポール・インドをはじめとしたグローバル拠点での開発を進めています。本研究所においても、インド工科大学や北京大学といった、世界トップレベルの大学でコンピュータサイエンスを学んだグローバルエンジニアとコミュニケーションをとりながら開発を進めています。

形態素解析器のOSS「Sudachi」公開

2017年8月に形態素解析器「Sudachi」をオープンソフトウェアとして公開しました。「Sudachi」は、既存の形態素解析器に不足する柔軟性や精度を兼ね備えた、商業利用に耐えうる高品質な解析性能を持つ形態素解析器です。画像・PDFに記載された文字列の読み取りや、AIを用いた自動会話プログラムによって会話形式で必要な情報を得ることのできるチャットボットなど、さまざまな解析処理に活用することができます。「Sudachi」の精度向上および活用範囲の拡大を図ることで、多種多様な企業の業務にフィットするAI機能の実現を目指します。

PR活動

AI・NLP技術への理解促進のため、本研究所では徳島県の人気ご当地キャラ「すだちくん」とのコラボレーションなどによるPR活動も行なっています。

研究所概要

施設名称 :ワークス徳島人工知能NLP研究所 (WAP Tokushima Laboratory of AI and NLP)

開所日  :2017年2月

所長   :内田 佳孝

所在地  :徳島市東大工町1-9-1徳島ファーストビル 7F

事業内容 :自然言語処理に特化した人工知能技術の基礎研究開発